わかったこと①自愛はえぐい

潜在意識まとめを見ている方は必ず何度も目にする単語、「自愛」

つい最近認識が変更されたばかりのひよっこですが、これはまさにすべてをつかさどるものなのだと実感しています。

そもそも私はずっと自愛が苦手でした。ていうか、やってこなかった。いつも自分を責めていたし、それが正しいと思っていました。

だから、体験談やメソッドに集まる「自分に愛を向ける」「自分を許して愛する」ことの意味が、最初はまったくわかりませんでした。

うつ病の私は「こんな人間生きていてはいけない。養ってくれている両親にも申し訳ない。このまま生きていてもお金を減らしていくだけなのに、世界にとってもいなくなったほうがいいのに、どうして死んではいけないのだろう」

と常に考えていましたから。

実際、メソッドによくある「私は素晴らしい存在である」「~な自分も愛してるよ」と言うみたいなのは、3日ももちませんでした。本音に蓋をしている状態なんだから、苦しくなって当たり前なんですよね・・・

この時の私のなかにある観念は、こうでした。

「自分を好きにならなくてはいけない。自分を嫌いなままではいけない」

自愛なんだから、自分を好きにならなくちゃいけないのは当たり前だろって?

確かにその通りです。でも、そのために自分を嫌いな自分を否定していては、自愛の意味がありません。一生懸命好きになろうとして、結局真逆のことをやっています。

そこで私はとりあえず、私に謝罪することにしました。

今まで親や、友達や、職場の先輩、見ず知らずの人に対して思っていた「申し訳ない」という気持ちを、初めて自分に向けました。

「ごめんね。いっぱいいじめて傷つけて嫌な思いさせてごめん。ずっと一緒にいてくれてありがとう」

こんな感じで。そしたらもう、笑っちゃうくらい涙が出てきて。一時間くらい大泣きしてました。

それで気づいたんですね。あ、これが自愛ってやつなのかも、と。

私はずっと誰かに許されたいと思って生きていたけど、私が本当に許されたいのは私自身だったんだということが分かった。

すっきりして、自分をいじめるのもうやめよう、と思えるようになりました。

とはいえやめようと思ってもなかなか抜け出せなかった。で、ループして。たまに「大好きだよ」って伝えたらなんとなくみぞおちがじんわりするから、これが自愛ってことなのか!?と思ったり。そんな感じで過ごしてました。

ただそんなにうまく考え方が変わるわけではない。私が一番つまずいたのは、「許せない」という気持ちでした。

先ほども言いましたが、「~してはいけない」という観念はいたるところに生えています。

社会を生きる以上常識に縛られていますから、ルールを守っていくのは大切です。しかし、そのために自分が自分を縛り付けてしまっています。

自分が自分のルールで縛り付けていると、もちろんそれを守らない他人のことも許せなくなる。すると周りがだんだん敵だらけになって、八方ふさがり。

どの方向へ歩いていけばいいのかわからない。何が正しくて、何が間違っているのか。足を一歩踏み出すことすら恐怖でいっぱいになります。

「自立もせず親元から離れない私は社会に迷惑をかけている。幸せでいいわけがない」

「昼間から寝ていて仕事もしないで、生産性のあることができない。申し訳ない」

罪悪感と絶望にさいなまれてものすごい苦しみだった。死んだほうがマシだと何度も思いました。

泣いて泣いて、もう全部やめよう、放り投げようと布団から体を起こして目の前のふすまをぼーっと眺めていました。

そのとき、ふと頭に浮かんだ。

「なんで私は今の自分が願望をかなえられないと思っているんだろう」

「別に今の自分が叶えたってよくない?」

ん?と思いました。その時初めて現実から切り離されたのです。

そうか。別に現実がどうだろうと、自分がどんな自分だろうと「幸せだ」と感じることは誰にも止められない。

つまり、どんな自分だろうと幸せであっていい。

いいですか。どんな自分でも、です。どんなに許せないと思っていた自分も、幸せでいいのです。

社会がー。周りがー。じゃないんです。自分が幸せであることを許さなかったのは自分だった。自分が幸せでいていいことを認め、受け入れたとき、初めてすべての自分を許すことができました。

それはもう、ものすごい充足でした。とてつもない。

ということは、現実に振り回されてずっと幸せでいてはいけないと思っていた私は、そもそもずっと幸せだったのでは?

ない、欲しい、と渇望していたものも、最初からずっと手の中にあったのではないか。

108さんのパンの話を思い出しました。

ずっとパンを手に持っているのに、ない、パンが欲しいと言っている。もうあるんだから、再びそれを受け取ることはできない。パンを持っていることを認めろ、という話。

なるほどそういうことだったのかと、心から腑に落ちた瞬間でした。

最初は表面をなでるような自愛から始まった私でした。こんなの本当に効果があるのか?と、思いながらやっていた。

でも、少しずつでも変化はあった。外側じゃなくて、内側に。

気持ちいいなと思う、じんわりする自愛ならなんでもいいと思うのです。

「大好きだよ」「ありがとう」と伝えてみる。私みたいに自責の念が強い人は抵抗が強くて嫌な気持ちなるかもしれない。

そしたら謝ってみる。「ごめんね」と。最初はこんなんでいいのか?と思っていてもいい。その時はわからなくても、絶対変わってるから。

今まで同じところをずっとぐるぐる回って疲弊しきっていた自分をいたわる。大事にする。

苦しむ必要なんて最初からないのです。あなたは今のあなたのまま幸せになっていい。というか、ずっと幸せだったのです。自愛はそれを思い出すための手段です。

P.S 先日突然3万円臨時収入がありました。現実に変化があるのが分かったほうが説得力が増すと思うので、こちらも進捗があり次第ここに書いていきたいと思います。

読んでくださったあなたに、心からの感謝をこめて。

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